Myボーイフレンド 第1話

Myボーイフレンド

私の隣の席には バ カがいる。
「今日も1日がんばろー!」
ハイハイ。毎日そんなこと言わなくてイイですよ。
「あ、また持ってきてるのか?コレ。」
「そーだよ。」
でたぁ!!!!!!!”コレ”とは何か?このクラスにいる人なら誰だって分かる。
「お前も相変わらず好きだよなぁ。仮面ライダーのカード。」
「オレは仮面ライダーが好きなんだよっ。カードじゃなくて!」
はぁぁぁぁ・・・・。そう、隣のバカは仮面ライダーファンなのだ。
いい年してよくあんなもん好きになれるよね。

私は中学2年の高橋 美奈(たかはし みな)。
で、隣のおバカさんは上之 勇気(かみの ゆうき)。
うぅ、見てるだけでイヤっ!私はこういうマニアみたいな人大嫌い!
そもそも、まともに目が合った事なんてないんだけどね。

昼休みに入る。私は弁当を食べ終わり、上之をどうしたら仮面ライダー
から卒業させれるか考えていた。

「美奈〜!なにボーッとしてるの?」
「え!?あ、イヤ・・・・」
「あ、そうそう。今日は一緒に帰れないんだ。ゴメンね」
「イイょイイょ。どうせ彼氏と帰るんでしょ?久美。」
私の親友、大前 久美(おおまえ くみ)が顔を真っ赤にした。
久美は中3の人と付き合ってるんだよね。
なんか彼氏が年上なんてかっこいー!!!
「ホントゴメン。ゴメン・・・・」
「何回も謝らなくていいよ;べつにいいから^^」
久美の欠点はちょっと内気なところ。
「うぅぅ・・・・ゴメン」
「だから、もうあやまらなくってもいいよ;;」
「ゴメン・・・・・・あ。」
「もうイイです。」
私は久美と昼休みを楽しく過ごした。・・・・ちがう。過ごしたかったカナ?

「ちょっと頭いたぃ・・・・・」
私は頭を抱えた。これってやっぱカゼかなあ?
「大丈夫?保健室いってくる?」
「ぅん・・・・そうする〜・・・・ゴメンね・・・・」
「いってらっしゃい。」
久美に見送られて私は保健室へと向かった。

「せんせぇ〜。頭いたいです。」
「まぁ、そうなの?この時期にしてはめずらしいわねぇ。」
「私は春に風邪を引くタイプです。」
そうそう。私は何故が5月くらいにいつもカゼをひく。
「ちょっと熱っぽいわね。ベッドで休んでなさい。」
「はぁ〜い」
私はベッドへと急いだ。ホントにつかれた。頭がいたい。
「あ、そっちには男の子が寝てるわよ。」
「え。」
遅かった。私はカーテンを開けていた。
そこに寝ていたのは・・・・寝転がっていたのはあのおなじみ仮面ライダー
のカードを手に持って眺めている、上之だった。
「「あ」」
2人同時に声を上げた。
「なんだ、高橋じゃん。お前もカゼ?」
上之は体を起こした。
きれいな顔・・・・・・じゃない!見とれてる場合じゃないよ;
上之は学年の中でも秀才、スポーツ万能、おまけにイケメンだ。
でも仮面ライダー好きということがあるため、あまりモテてはいない。
もったいない話だよねぇ・・・・・

「ぅん・・・・・」
そのとき、私は不意をつかれて顔を上げた。

最悪だ・・・・・・

今日、初めて上之とまともに目があった瞬間だった・・・・・。

                               *つづく*

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