Myボーイフレンド 第14話

帰り道。私は上之と慎重に差を開けて歩いた。
突然、上之がとまった。
「わっ」
上之の背中にぶつかる。
「いきなりとまらな・・・・」
最後まで言う前に、上之が言葉をさえぎった。
「さぁ、高橋。なんであんなことしたのかここで聞かせてもらう。」
「なんでって・・・あたりまえじゃん!
 あれしかあの場をしのぐ方法はなかった!」
やばい。涙が出てきそう。
話題・・・変えなきゃ。
「私さぁ、ちょっと前まで上之のこと嫌いだったんだ。」
これって、話題変えてるっていうの!?私なに言ってるんだろ・・・
もうちょっと別の話なかったわけ!?
「なんで・・・」
上之が問いかける。
「仮面ライダーオタクだったから。私、そういうマニアみたいな人すっごく嫌 いだった。」
「じゃぁ、あんまり目を合わせなかったのも・・・・」
「そう。それが原因。ホント、うざー・・・って思ってた。」
それを聞くと、上之の顔がゆがんだ。
「でもね、話してみるとなかなかイイ奴で。気がつくと好きになってて。
 だけど、別れるしかないよね・・」
話題戻っちゃった。オイオイ。
「別れるとか・・・オレ、ゆるさねえからな。」
そう言って、上之は軽く私のおでこにキスをした。
・・・・・?今、何が起こった・・・・!?
「・・・それ、予約だから。」
ポカーンとした私に向かって言った。
「予約??」
「高校まで待ってろよ!」
すっごく顔が赤い。上之ってば・・・

私はニヤッとした。
「そっちこそ、他の女に捕まらないでよね!」
「当たり前だろ!」
「じゃぁ、高校までは付き合わないことにするんだし、
 最後に”アレ”やってよ♪」
「”アレ”って??」
「もぉ・・・・」
そのとき、前に柄の悪そうな男の人が数人、立ちはだかった。
「キミ、今ヒマ??オレらとさ、ちょっとドライブいかねぇか?」
ちょうど良いタイミングに来てくれました。
「上之。さぁ、”アレ”の出番がきたよ!!」
「なるほど・・・」
やっと上之も分かったみたいだ。
「”アレ”ね・・・」

「あの、その子オレの連れなんですけど?」
「あ"あ"?なんだてめぇ・・・」
私と上之は鼻で笑った。
「ぼこぼこにされてぇのか?」
気の毒に。ボコボコにされるのはあんたたちの方なんだけどね;
「別に?彼女をかばってるだけですが?」
「んだとぉ・・・」
「じゃぁ、オレからボコボコにしていいですか?」
上之がそう言うと、相手は笑った。
「生意気な野郎だな〜あぁ、いいぜ。どうぞどうぞ。」
「お言葉にあまえて・・・」

   「仮面ライダーキック!!!」

やっぱ上之は私の最強な男の子・・・だよ!!
    
                                *終わり*