




次の朝、予想通り私の目は真っ赤に腫れていた。
昨日あんだけ泣いたんだもんね。当たり前だよ・・・
でも、なんとか立ち直れそう!上之のおかげで!
私は制服に着替えて1階におりていった。
「あ・・・」
めずらしい。今日はおねーチャンも、弟も早起きしていた。
「いったい、みんなどうしたの?」
「美奈・・・・」
「美奈ねーチャン・・・」
弟とおねーチャンがこっちを向いた。ん・・・?なんか同情されてる?
「昨日、私見ちゃったのよね・・・美奈とチョー美形の男の子!」
「そうそう。公園で2人で。美奈ねーチャンの彼氏ってあいつかぁ」
え・・・・・誤解されてるし。
「いやいや・・・ちがうって・・・・」
「照れなくてもいいの!それにしても、うらやましいなぁ・・・
いいなぁ美奈!私にちょうだい!!」
ちょうだいって言われてもなあ。別に私の彼氏でもないし。
「意外にやるじゃん。」
弟も(かなり)珍しく私を尊敬のまなざしで見た。
「って事で、今度その男の子家につれてきてほしいの!」
「はぁ!?だから、彼氏じゃないのに・・・」
「お願いね!つれて来なきゃ・・どうなるか分かってるわよね?」
最後の方の言葉が震えた。かなりマジらしい。
おねーチャンは、マジになればホント恐い。
「わ・・・・分かったよ・・・・」
「ありがとう!」
おねーチャンは私に抱きついた。
「でも、つれてきて何する気?」
私は疑問に思ったことを聞いた。
「将来、ギリの弟になるかもしれないじゃんwあいさつだよvv」
ちょっとウソっぽい気がするけどな・・・
「あ、もうこんな時間だ!じゃぁ私そろそろ行くから!」
私はこうして家をあとにした。
「おはよう、上之!」
昨日の事件もあって私はずいぶん上之に対する気持ちが変わっていた
「おはよ・・・高橋。」
また顔が赤くなってる。かわいいなぁ。
「おはよう、美奈!もう大丈夫?」
久美が心配そうに聞いてきた。昨日のことはもうメールで知らせてある。
「うん・・・心配してくれてありがと^^」
下駄箱に、大林がやってきた。
大林は私の方をギロリとにらんだ。
すると、上之がすかさず前に出て、にらみかえす。
大林は上之を見るとギョッとして急ぎ足で教室へと行った。
「上之っ・・・・」
「フォローするっていったじゃん?」
上之がニッと笑った。
ドキッ・・・・・・・
え・・・・ドキッ?なに今の・・・・・・
久美がニヤニヤしてこっちを見て、言った。
「美奈、彼氏は上之の方が良いかもしれないよ?」
ボッと私の顔が熱くなった。
「そ・・・そんなことないって!第一、失恋したバッカだし。」
「ふ〜ん・・・」
それでも久美はニヤニヤしていた。
あ・・・・そうだ・・・
「ねぇ、上之・・・・」
私は今日、おねーチャンにたのまれたことを言った。
「・・・・なんだけど・・・やっぱ、上之がイヤならいいよ?」
最後に私は付け加えた。
「コレはあくまでおねーチャンのお願いだし。」
・・・なんでこんなに強調して言ってるんだろう私。
トナリに久美がいるから、カモ。
「い・・・行くよ!」
上之の顔が輝いてる。
そんなに嬉しいことなのか・・・・?ま、いいか。
「ありがと^^じゃぁ、今度の日曜日に来てね。」
「オウ!」
上之が先に教室に入った。
そして私は、久美に言った。
「これはあくまで、おねーチャンのお願いだからね!!」
まだニヤニヤしてる。もういいってばぁ!
「ハイハイ」
久美はそう言って教室に入っていった。
んんん・・・・なんか上之が来るって・・・・キンチョーするな・・・・
あれ?なんでキンチョーするの?おかしいなぁ。
*つづく*