




とうとう日曜日がやってきた。
「やだ・・・・何着よう!?部屋グッチャグチャじゃん!!
もぅっ・・・なんで私部屋片づけてないのよぉー・・・」
とりあえず、やるだけはやった。大丈夫だよ。・・・・きっと・・・・・;;
「それはいいとして、とにかく何を着ればいいの!?
上之がせっかく来るんだし、やっぱおしゃれした方が・・・・」
ん?なんで私そんなことばっか考えてるの??
今思えば、どうせデートでもないんだし・・・・
なんか、この前からおかしいのかな・・・私・・・
「こんなに上之のこと考えてるなんて、好きなの?
なーんて、んなわけないない!失恋したばっかりだし!
ただの軽いジョークだよね♪」
そんな感じで、私の独り言は絶えなかった。
ようやく服が決まったところでタイミング良く、
ピーンポーン♪の音。きたきた・・・
私は部屋を出て、玄関に向かおうとした瞬間、風のようなものが
横を通り過ぎた。それはおねーチャンだった。
それも、すっごいおしゃれ。まったく・・・おねーチャンてば、美形には
目がないんだから・・・・
私はため息をついて玄関へと足を運んだ。
やはり、おねーチャンは上之をもう部屋に連れ込んでいた。
「いらっしゃぁいvvvえーっと・・・・お名前は??」
うわっ・・・チョーぶりっこ入ってるよ。
「え・・・と、上之 勇気ですけど・・・」
「わぁ、勇気くんって言うんだー♪かっこいい名前だね!」
「どうも・・・・・」
ちょっとドギマギしている。やっぱ照れ屋さんだな。
でも、いつもみたいに顔は赤くならない。なんで?
「上之、いらっしゃい」
私は部屋に入った。
「高橋っ・・・・・私服・・・・か・・・」
みるみるうちに顔が真っ赤になった。これこれ。これが上之の顔。
「ップ・・・当たり前じゃん。」
私は思わず吹き出した。休日くらい、私服だよっ;
そのやりとりを見ていたおねーチャンがはは〜ん・・・と言って
ニヤニヤし始めた。
『へぇ・・・・美奈の彼氏じゃないみたいね』
小声で話しかけてきた。
『だから言ったでしょ』
『でも、彼は美奈のこと好きそうじゃない?片思いか〜。つらいね』
『は?いやいや、なんでよ?』
『美奈って超どんかんだな〜!』
と言って、クスクス笑った。
上之が・・・私を好き?そんなバカな。
でも、私はなぜか心の奥では少し期待した。
「と・・・とりあえず部屋に行く?」
「え・・・・高橋の?」
「そうだけど・・・」
「う・・・・ぅん・・・」
また顔が赤くなった。
『かわい〜いw美奈、絶対逃がすんじゃないぞ☆』
『もう・・分かったから!』
なんなの?なんなの??
それを見ていた弟が、ニタ〜ッとして姉と目配せしていた。
弟とおねーチャンて、一体なに考えてるわけ!?
私は分からないまま、上之と部屋に行った。
「ここが私の部屋。きたなくってゴメンね・・・」
上之は取っ手を掴んでグイと開けた。
「ここが高橋の部屋か・・・・」
上之は興味津々の様子で部屋に入った。
なんかドキドキする・・・・
「へぇっかわいい部屋じゃん!」
ニコッと笑った。
ドキッ・・・・・
まただ。なんだろ・・・これ。
それに顔が熱い。さっきおねーチャンがへんなこと言うから意識しちゃう!
はぁ・・・まだまだ上之はこの家にいるんだよね。
心臓がもたないよ!!
*つづく*