




「なぁなぁ・・・・」
上之が目をキラキラさせてこっちに来た。
イヤな予感・・・・
「仮面ライダーのビデオ見ねぇ?」
でたぁ・・・・もぉ、それはいいからー!!!!!!
「なんで!?私がそんなの嫌いだって事知ってて??」
「イヤ、そんな意味じゃないけど・・・何もすることないだろ?」
「そうだけど・・・・・」
なんだろぉ・・・このモヤモヤ。
「な?いいだろ?」
ずいずい顔を近づけてくる。
「ハイハイ。分かりました。」
「やった!」
そう言うと上之はバッグからビデオをとりだしてきた。
上之の欠点・・・コレなんだよなぁ。まるでオタクみたいに。
その後、ずっとビデオを見てて、結局夕方になってしまった。
何やってんだ・・・私・・・・
「お、もうこんな時間か?あ、オレそろそろ帰るな。」
「うん・・・・」
私は玄関までついていった。
「じゃぁね!」
「あ・・・・ちょっと・・・時間いいか?」
上之が言った。
「え・・・?あ・・・うん・・・・?」
拒否する理由もなかったので、私は上之についていった。
「今日は・・・・楽しかった。」
「私も・・・・」
まぁ、ウソだけどね。。
私は歩いている途中、石につまずいた。
「キャッ!!??」
私ってば、ドジー!!!
やばいっ・・・・・こけるー・・・
・・・・・あれ?
上之が支えてくれている。っていうか、抱きしめてる!?
「ありがと・・・・」
心臓がバクバク言ってる。
上之に聞こえちゃうよー!
「・・・・・・?」
上之は無言のまま、離さない。
「上之・・・・?」
「ちょっと・・・このままでいさせて・・・」
別に・・・いいんだけど・・・いやいやっ、よくない!
顔が熱い!心臓が爆発しそう!
1分ぐらいが経過した。
やっと、上之が離した。
「悪い・・・オレ・・・・・」
あたふたしている。
「オレな・・・・もしかして・・・高橋のこと好きかも・・・」
「ありえない・・・・」
わっ、何言ってるの私!勝手に言葉がっっ
「ありえない?」
「ご、ごめん。さっきのはナシね。」
声は冷静だけど、体は震えている。
「それ・・・ホントなの・・・・?」
「ぅん・・・・・」
なんか・・・・「私も」って言えない。ん?「私も」って私も上之が好きだって事?そんなバカな!いや・・・でもありえるかも?
どっちにしろ、即答できない。
なんか、「OK」しちゃったら、恐い。大林と重なる。当然、上之はそんな奴じゃないけど・・・・過去のトラウマで・・・・・っ
「オレ、待ってるから。答え。・・・・じゃな。」
「あっ・・・・・ゴメン・・・」
それしか言えなかった。言葉が出てこない。
「いいよ。」
そう言って上之は行った。
私の本当の答え・・・・多分、上之のことが好きだろう。
でも、失恋したばっかだよ?なんかそう言うのって、浮気しやすいイメージがあるんだよなぁ・・・・
はぁ・・・どうしたらいいんだろう!
*つづく*