魔法のチョコレート 第5話

その後私たちは、小学校のときの思い出とか、赤坂くんの昔エピソード(これは新発覚w)などを話したりした。私はカミカミだったけど、なんとか話せたのには嬉しかった。

「繭ーっ、渚ちゃぁーん!ご飯よぉー」
1階の方から赤坂くんのお母さんの声が聞こえてきた。
「オッケー、今行く!」
赤坂くんはうーんと背伸びをしてから私に言った。
「渚、行くかぁ。」
「ぅん」
私と赤坂くんは階段を下りていった。1階には、女の人が2人いた。1人はヒラヒラ系の服装、もう1人は黒っぽい、かっこいい服装だった。
「あ、ねぇちゃん。帰ってきてたのかよ?」
赤坂くんがその2人に気付いた。お姉さんなんだ・・・。あ、どおりで女性っぽい部屋が2つもあると思った。
「ぅん。あ、渚ちゃんだぁ〜♪」
ヒラヒラ系の服装の人が言った。この人はあきらかに天然っぽい。
「え、渚が来てるの?久しぶりじゃんっ」
黒っぽい服装の人が言った。うーん、この人は現代っ子って感じ??
「え・・・と、ひ・・ひさ・・久しぶり・・・」
あーーー!またかんじゃったぁ。。2人とも、「?」って顔してる・・・。

良いタイミングにおばさんが夕食を運んできた。
「ハイ、今日はミートスパゲティよ。」
やった♪私の好物だー♪♪
みんなは席について、いただきますと言った。その直後、おばさんをのぞいて、みんなガツガツ食べ始めた。
私があっけにとられていると、赤坂くんが口にスパゲティを含みながら言った。
「渚、食べねぇのか?渚らしくねーな。」
「え・・・いや、食べる・・・。」
あなたたちを見てて、ボーゼンとしてたんですけど・・・。
私はフォークにパスタを絡めて、ちょっとずつ食べた。実は、少食の方。
「ごちそーさまっ」
初めに食べ終わったのは、黒っぽい服装の人だった。
「エリナ食べるのはやぁーい!」
そのエリナって言う人にヒラヒラ系の服装の人が言った。
「ミナが食べるの遅いのー。」
エリナさんがフンと鼻を鳴らした。しかし、そのときにはもうミナさんは食べ終わっていた。2人ともハンパじゃないかも・・・。
「ん?ホント渚らしくないなー。いつもなら私たちよりも速いのに。」
エリナさんがおかしいなーと首をかしげた。
うそぉ・・・。渚、一体どうやったらこんなに速く食べれるの?
「えっと・・・今日は食欲ないんだー・・・」
「ふーん?」
すると赤坂くんが急に口を挟んできた。
「オイオイ。オレを忘れてるんじゃねぇの?オレ、とっくに食べ終わってたし。」
「え、これは女子の勝負なんだけどなぁ・・・。」
ミナさんが、困ったわねぇ。という顔をした。
「なんだ、そうなのか?」
赤坂くんはあっさり退いた。こういう、さっぱりしたところがイイww

「ぉ、もうこんな時間じゃん。」
赤坂くんが時計を見る。確かに、もう9時だった。
「ホントだ〜。」
「あ、じゃぁ、私そろそろ帰る。」
私はいすから立ち上がった。
「じゃ、オレが送ってく。」
赤坂くんも立ち上がった。気持ちは嬉しいけど、これ以上一緒にいたら心臓もたないかもしれないし。
「ううん、すぐそこだから。じゃぁ!」
「「バイバーイ」」
その言葉をあとにして、私は渚の家に帰っていった。

                              *つづく*