魔法のチョコレート 第4話

放課後になると、私は目にもとまらぬ高速スピードで教室を、そして学校を出た。
あまりにもキンチョーしすぎたのか、自分がどこを通っているのかさえ分からなかった。体は赤坂くんの家を覚えてる。気がつくと赤坂くんの家の前に来ていた。
インターホンを押すだけ。たったそれだけのことなのに、私は手が震えて押すだけに苦労した。汗がびっしょりだ。
インターホンから赤坂くんの声がすると思ったのに、玄関からバンッと赤坂くんが出てきた。私は運悪く、その玄関に頭を突撃していた。
「いったーぃ!!!」
かなり痛い。ホント痛い。死にそうなくらい痛い・・・まではいかないけど、涙が出てきそうになるくらい痛かった。
「あ、わり!マジごめんな;;オイ、大丈夫か?」
赤坂くんは私の腕を掴んで起きあがらせてくれた。とたんに私は顔がリンゴのように真っ赤っかになってしまった。
「ん?どうかしたのか?」
「う・・・ううん、なんでもなぃょ・・・」
次第に声が小さくなっていく。声が心臓に押しつぶされた気分だった。
「なんか、渚らしくねぇなぁ〜。なんか朝から様子おかしくねーか?」
「そんなこと・・ないってぇ。」
そんなことアリアリなんだけどね。だけど口には出さない。
「・・・そっか?ま、上がれよ。」
赤坂くんは玄関を開けてくれた。そこらへんはウチの弟とはちがう。あ、言ってなかったけど、私は弟と妹がいるんです。。弟が中1で妹が小6。そういえば、あの子達渚と上手くやってるかな・・・・
とにかく私は赤坂くんの家におじゃまさせてもらうことにした。っていうか、もうおじゃまするのは決まってたんだけど。
家に入ると、すっごく広いから目が点になるほどだった。
「す、、、すごい広いね・・・・。」
つい言葉が口からこぼれる。赤坂くんはなに言ってるんだこいつ?って顔をした。
「いや、いつ見ても、広いね・・・。」
私は急いで言い換えた。すると赤坂くんは、
「あぁ、お前毎回ここに来ると言ってるよな〜。」
そう言ってニコッと笑った。ドキッ・・・やばい、赤坂くんのことが前よりも好きになっちゃったかも・・・。いつものことだけど。だって、私は1日1日だんだん好き度が増していってるから。昨日よりも今、今よりも明日・・・

「オレの部屋いってろよ。お茶入れてくる。」
「う、ぅん・・・。」
赤坂くんの部屋ーーーー!!!!キャーーーーー!渚の奴、うらやましいなぁっw
2階に上がると、部屋がたくさんあってどれが赤坂くんの部屋か分からなかった。ここかな・・・?ドアを開けるとかわいいピンク系の部屋が広がっていた。・・・・明らかにちがう。別のドアを開けると、今度は黒っぽい部屋で、一瞬ここが赤坂くんの部屋だと思ったが、机の上に女子用の制服があったので、ここも却下。私が迷ってると、後ろから赤坂くんの声がした。
「なにやってんだ?部屋入ってろって言ったのに・・・。」
ったく・・・と赤坂くんは1番奥の部屋を開けた。
そこにはいかにも男の子って感じの部屋があった。ただでさえかっこいいのに、部屋までこんなにかっこよかったら(意味分からん)もうたまんないよ!
「ハイ。紅茶。」
赤坂くんは紅茶をずいとつきだした。
「え・・・紅茶・・・?ゴメン私、あんまり好きじゃなくて・・・。」
また自分が思ったことをそのまま言ってしまった。
「ウソ?渚紅茶チョー好きじゃん。」
やばい・・・。でも、本当に紅茶飲めないんだってば〜;;
「ううぅ・・・なんて言うか、突然嫌いになった・・・とか?」
「いやいや。オレに聞くなよ。」
なんて言えばいいんだろう〜〜〜!
「プッ・・変な奴。まぁ、オレも紅茶嫌いだけどー。」
おおお・・・新発覚!なんか感動しちゃうなぁ。
「私的には、ミルクティーが好きだなぁ。」
「え、マジで?なんか渚変わったな〜!前までオレとはまったく合わなかったのに。オレもミルクティー好きだぜ。」
今日はなんかすっごく幸せになりそうww
                                 *つづく*