




チョコレートを食べてから25日目。あと5日だーーー!!!
「ぉはよーございますっ♪」
渚がチョー笑顔で私に言った。
「・・・・おはよ。」
この前からからこんな感じでして・・・・。困ったもんだ。
「昨日ねー、トオルとしゃべったんだ〜♪」
「ウンウン。」
「・・・ちょっと琴音ー。ちゃんと聞いてる?」
「もちろん。」
私はため息をつきながら言った。この話、もうウンザリになってきた。まだ両思いでもないのに・・・。渚がものすごくうらやましいってのもある。
「おはよ。」
教室に入ってきた赤坂くんが言った。
「あ・・・・おはょ・・・・。」
ダメダメこんなんじゃ!なんで声が小さくなっちゃうかな〜〜渚はニヤニヤしだした。
「あ、いけない!私今日、日直だったんだ!日誌取って来なくちゃぁ。」
わざとらしく教室を出て行く渚を私はボーッと見ていた。
そして事態に気がついた。
「え・・・・・ちょっと・・・・・なぎ・・・じゃなくて、琴音ぇ〜〜」
私は声が小さくなりながらも懸命に叫んだが、ムダだった。
「えっとさ、」
赤坂くんが話しかけてきた。
「うん?」
「昨日の宿題見せてほしいんだけど・・・。」
「・・・・っ」
なんか言葉がつまった。胸が高鳴る。はぁ、毎回話しかけられるとこうなるんだよな〜・・・
「・・・あ、、、いいよ。」
やっとの思いで声を出した。ふぅ=3
私がワークを取りに行ってる間、なんか赤坂くんが私の方をずっと見てるような気がして気が気でなかった。
「まちがってるところとか、た、多分あるから・・・」
ほ〜ら、やっぱりどもった。なんでこうなっちゃうの?つくづく自分がイヤになる。
「サンキュッ♪えっと・・・・」
赤坂くんはワークをペラペラとめくって答えを見た。
「あぁ・・・こうなるのか!!」
なるほどねぇと言ってから赤坂くんは、
「渚あったまいー!!!!!やっぱ変わったなぁ。ってか、堀田のほうも変わったよな。変なの。性格がまったく入れ替わったみたいだなー」
「う・・・・・」
ドキッ・・・。急にぞくりとした。もしばれたら、赤坂くんはなんて思うんだろう。
「いやマジで。入れ替わったんじゃねぇの?ま、オレはそういうの信じない方だけど。」
ホッと息をもらした。よ・・・よかったぁ〜〜
「なぁ、渚。」
赤坂くんは急にマジメな目つきになって私を見た。
「なに・・・・?」
「お前ってさ、好きな奴とかいんの?」
軽く赤坂くんが聞いてきた。ンなわけないじゃんっ・・・・って言ったらウソになる。けど、どうすれば良いの・・・・・?あ、渚はトオルが好きだったっけ!
コツン・・・頭に何かが当たった。私は何事かと振り向くと、渚が頬をふくらませて紙を持っていた。いたんだ・・・
『うんって言っちゃってイイょ!!』
と書いてあった。オッケーと私は合図して言った。
「ぅん・・・いるよ。」
「そ・・・か。」
赤坂くんはまた軽く返事した。
「渚にも好きな奴いるんだ。実はさ、オレもいるんだ・・・好きな人。」
ズキッ・・・・大きな針が胸に突き刺さったかのように激痛が走る。心に・・・だけどね。
「・・・・ホントに・・・・?」
「ぅん。」
赤坂くんは頬をパッと赤らめた。
急に私は手の力が抜けていった。私には・・・望みないじゃん・・・・!
「が・・・がんばって・・・ね」
「ぅん。がんばるな。」
ニコッと笑ったその笑顔には、どことなく寂しさが混じっていた。
そんなに好きなんだ・・・・・・。
私は涙が出そうになったのを思いっきりこらえた。
*つづく*