ゴクドー女×お坊ちゃん 第3話

「ちょっと・・・痛いってばぁっ!!!」
私は手首の感覚が無くなってきたところだった。
「あ・・・わりぃ。」
そう言って手をやっと離してくれた。
手首がジンジンしてくる。はー・・・・最悪サイテー
「あのさ・・・・なんなの一体!?」
「ん?」
周りの様子を見てから返事した。
一体キョロキョロして何やってんの・・・?
「オレさ、今逃げてるんだ。」
「はぁ!?」
意味が分からない。どういう事??
「だーからー・・・・」
めんどくせぇ・・・と言う顔で宮城 尽は話した。
「オレ、いつもじぃに行動見張られてるんだよ。」
じぃって・・・・と聞こうとしたが、その表情を読み取ったのか、宮城は説明した。
「オレの遣い。父上に見張れって言われてるんだろーよ。
 まったく・・・オレが万一変な行動とったときのためだろうけど・・・」
「ふぅん・・・」
なんだ・・・コイツも苦労してるんだなぁ・・・
ん?そう分かると、べつの疑問が。
「なんで逃げてるの?悪いことしたの?」
「別に・・・タダ、一人になりたいだけ。」
あ・・・・。私と一緒だ。
「とにかくさぁ・・・ちょっと付き合ってくんねぇ?」
「良いけど・・・」
もう日は暮れて、空が暗くなりかけていた。

「ハイ。」
私は自動販売機でホットミルクを2こ買った。
「・・・なんだよコレ?」
「自動販売機のホットミルク。」
「自動販売機??」
えぇー・・・コイツまさか、自動販売機も知らないんじゃないの?
「ボタンを押すと出てくる機会。」
チョー簡単な説明。別に話したって宮城は聞く耳をもたないだろう。
宮城はホットミルクを手にとってしげしげと眺めた。
「何してるの?」
「どうやって飲むんだ?」
・・・・・・・・ムカッ・・・・・コイツには悪気はないんだろうけど、なんかむかついた。お金持ちは言うことが違うよ・・・。
「こうするの。」
そう言って私は宮城に見せた。
「おぉ・・・・そうするのか!!」
宮城も私のマネをした。そして口にふくむ。
「おぇっ・・・・・まずい!」
「お坊ちゃんのお口には合いませんでしたか???」
私は皮肉っぽく言った。
「こんな庶民みたいなモノ飲めるか!!」
と言ってカンを捨てた。中からミルクが・・・・
「ちょっと・・・!もったいないじゃん!!」
「飲めねぇから別にイイじゃん。」
くっ・・・・!やっぱコイツ性格悪い!!!あったまキタ!!
あ・・・・そうだ・・・・・

「お坊ちゃんでも飲めないモノあるんだ?好き嫌い??意外ーっ!」
その言葉にムッときたのか、
「好き嫌いじゃねぇよ。バァヵ」
「このクソ二重人格宮城・・・っ」
あ!いけない・・・ついボロがでちゃった;;
宮城はニヤニヤしだした。
「ふーん。二重人格とかいっといて、自分もそうじゃん?
 人のことはいえないねぇ」
「うっ・・・・・」
むかつくー!!!!
「このことクラスのみんなに黙っててよね!あと、ゴクドーだってことも!」
「あぁ、いいけど?そのかわり・・・・・」
そのかわり・・・・・・なんかやな予感。
「これからちょっとオレのオモチャになってくれよ。」
えっ・・・・・!!??

                               *つづく*