プラネット・トリップ第7話

「う・・・うぅ・・・」
ミルフィは頭をかかえながらゆっくり起きあがった。
ここは・・・どこだろう・・・・??




「あ、起きた?」
トナリの方からいきなり男の子の声が。
「・・・・わっ・・・・ビックリしたぁ!!!」
その男の子はクスクス笑いながら、
「ゴメンゴメン。ボクは”アマネリク”って言うんだ。キミは?」
「えと・・・・ミルフィ・・・・」

自己紹介はしたものの、ミルフィは今何がどうなっているのかがさっぱりだった。
とりあえず、ここはどこか?まずそれがふと疑問に思った。周りは機械だらけ、一体ここはどこなんだろう・・・と。

「あのぉ・・・・ここは、どこなの・・・・?」
「ん?ここは宇宙船だけど。ボクたち、アルバ民族に宇宙船で飛ばされたろ?」
そうだった・・・!ミルフィはようやく思い出してきた。
私たち、あの男の人に『あの日のような絶望感をお前らにもあたえてやるんだ!』とかなんとか言って、超能力で宇宙船に乗り込まされたんだった。

ミルフィはあたりを見回してみる。リン・ルゥカスはまだ寝ているみたいだった。その2人の他に、男の子、女の子が1人ずついた。

「この女の子は、ボクの妹さ。まだ10歳なんだ・・・。ミマナっていうんだよ。」
アマネリクは悲しげな目でミマナを見て言った。
「まだ10歳!?・・・そういえば、アマネリクはいくつ?」
「ボクは14歳。」
「そっかぁー・・・私より1つ年下みたいだね。」

そのとき、他のみんなもようやく起き出した。


「ぅーん・・・・・」
ルゥカスがうなり声をあげながら目を開け周りを見て状況を把握した。
「オレ達・・・助かったのか・・・・?」
「みたいね・・・。」
リンは鏡で髪の毛を整えながら言う。・・・こんなときにマイペースな・・・ミルフィはあきれかえった。
「まず、自己紹介をしていこうよ。」
アマネリクは自分の名前を言うと、みんなの名前を聞いて回った。

男の子の名前は”ダータ”といった。

「とりあえず、外に出てみるぞ。」
全員は無言のままうなずき、ルゥカスの後についてぞろぞろとドアを出て行く。



「うゎーーーー・・・・!!!!」
目の前は壮大なジャングルというジャングルで、ミルフィは目を丸くして歓声を上げた。

「こんなすごい森、見たことない・・・」
ミマナがぽつりと言うと、ダータは首を横に振りながら
「そうでもない。オレは何度か見たことあるよ。」
と言った。それに続き、ルゥカスも
「オレもあるかもしれない。父上と一緒に行ったことある。」
と言った。

「へぇ〜・・・みんなすごいね!でも、なんでだろ。私もあんまり初めてって気がしないんだけどな・・・」

「とにかく。」
リンはみんなの注目を寄せた。
「私たちは別の惑星に流れ着いたみたいね・・・。」
「そうだね・・・。だから、ボク達は1つとなって、地球に帰らなくちゃならない。」
アマネリクがリンの言葉に継いで言った。

「じゃ、ちょっといいかな。」
ミルフィはみんなの前にグイと進み出て、
「みんな・・・私たち6人、どんなことがあっても1つだからね!1人でも勝手な行動した人がいれば・・・」
ミルフィはチラッとリンの方を見て、リンは『何よ』という目つきでミルフィを見た。
「みんなが困るんだから。それだけは守ってね!!!」

こうして、6人の長い旅が幕を上げたのだった・・・・。
  
                         *つづく*